『ひとの要素と生活背景から臨床をみる』

『ひとの要素と生活背景から臨床をみる』 

語る会1

語る会2

語る会3



 我々の歯科医療は「ヒト」の治療を通して「人」を治す医療でありたい。患者の心理や社会的側面などを幅広く考慮しながら、人を総合的にみる診断や治療を行う全人的医療が重要と考えます。その点で押見先生の臨床哲学に共感します。ひとの要素は大きなウェイトを占めますが、主観的になり症例発表では難しい場合があります。その中でも生活背景や性格は客観性を持つ要素であり、臨床に役立つと考えられます。生活背景の変化によりストレスを感じたり、自己管理する時間や意識の欠落により口腔内環境が著しく変化することを経験しています。

第1症例は、18歳女子大生、性格は優しく真面目内気清楚。自由な学生生活から就職後社会の軋轢に耐えきれず、ストレスによるクレンチングで問題が生じ顔貌が著しく変化した症例。転職転居で改善。第2症例は、50歳主婦、性格は優しく真面目。花粉症と娘の受験の心配事での睡眠不足と夜間のクレンチングにより問題を生じた症例。受験後と花粉対策で経過良好。第3症例は、58歳主婦、性格はおおらかでのんびり屋。親の介護に翻弄され自身のケアーをする時間や意識が欠落し、口腔内環境が悪化した症例。ケアーの必要性、Ca拮抗剤変薬で良好。

トラブルとなる症例は、やはり力の問題が主因であり、生活背景が影響している。
【生活背景 ⇒ 精神的ストレス ⇒ ブラキシズム ⇒ 力⇒ 咬合崩壊】の図式が考えられる。
生活背景の問題が精神的ストレスに移行するかどうかは、患者の性格による感じ方や許容量に関係する。昔から『病は気から』と言われているが、元凶は『精神的ストレス』であると考えられる。治療中や経過にトラブルを生じる症例は、生活背景に問題があり精神的ストレスが主因となり、主観的・相対的なため患者自身が気づき自ら解決するように誘導することが重要となる。

熊本震災 臨床歯科を語る会会員の近況

熊本震災 臨床歯科を語る会会員の近況

熊本地震では、こころよりお見舞い申し上げます。
臨床歯科を語る会のHPに熊本県会員の近況が掲載されました。
震源からの距離や活断層により、歯科医院やご自宅またご親戚やスタッフの方々でも被害がかなり違う様です。
2週間経過しましたが、1160回以上も余震が続き、現在も震度1以上が毎日30回以上あり、ストレスにさらされ続けて不安で落ち着かない日々を過ごされているのではないかと案じております。すこしでも早く余震が収まり、通常の治療が行なわれ普段の生活に戻ることができますよう、こころよりお祈り申し上げます。

松井宏榮

語る会HP     http://www.katarukai.com/
熊本県会員の近況 http://www.katarukai.com/kinkyou20160429.html



熊本震災 語る会会員の近況

熊本地震 余震数



熊本地震 1週間後の状況

 ご連絡ありがとうございます。
先生のご友人がおっしゃっているように、私も2日ほどは外で夜を明かしました。
現在は自宅で休んでいますが、すぐに外に出れるようにしております。
自宅はまだ水が復旧してないのですが、診療室は昨日から普通に水が出るようになりましたので、通常の診療に戻りました。昨日まではほとんどキャンセルだったんですが、どうしたことか、今日の午前中はほとんどいらっしゃいまして、安心しております。
 ただ、患者さんは「家がもう住めない」とか「今日は避難所から来た」という方も多く、特に私のところは益城からの患者も多いため、皆さん大変なようです。余震がまだ続いているのが精神的にきついですが、自分のところはまだましな方なので地域の皆様のお役に立てればと思っております。
お忙しい中、私なんかにお気遣い下さりまして本当にありがとうございます。
皆さんの励ましが大変うれしく、明日からの力になります。
ありがとうございました。


山口英司

熊本地震 1週間後の状況

 この度の震災に置きましては、いろいろ心配をしていただきまして本当にありがとうございます。今回の熊本の地震なんか誰も予想しなかったことですし、 ほんとうにショッキングでした。
 先週木曜日の一発目も大きかったですが、 翌日は精力的に後片付けをやってほっとしたところでした。 地震経験なしの我々は、 この先は大丈夫だと思っていた翌日に本震の第2発目が来まして、それが本当にひどくて…。
下からのドスンという突き上げに、飛び起き、立てなくてやっと外に出ました。 この本震が自宅、診療室にとても近かったようです。 歯医者仲間もまだ自宅に帰れず避難所暮らしの方もいますが、私のところは火曜日から電気に加え、水がやっと出始めて、ほんとうにありがたいです。 診療室、自宅共に建物はおかげさまで全く言っていいほど被害は少ないですが、棚の中のものは散乱し放題でしたが、診療室は大方片付き、一昨日から数少ない患者を診ています。自宅はまだまだで、 食器やディスプレイの数々、残り少なくなるほどやられてしまいました。とにかく余震が多く、このメールを書いているさきほども、どすんという音と揺れがあり、ずっと揺れているような気持ちです。
 でも、コンビニも一部では食料など揃って来ていて、大手のマーケットも開いて来ているようで、夕方には久しぶりに買い出しにでようかとおもっています。というわけで、ここ数日になってかなり物品が充実し始めました。物資はもう大丈夫です。 家内はA型の神経質な方で、恐怖であまり寝れなくて少々弱り気味です。わたしは震災がおきてから、余震でも起きないですむようによく飲むようになり、逃げ遅れると家内に注意される有様ですが、最悪の時にはこの家と心中します(笑)。でも、元気でやっています。
お会いできる日を楽しみにしながら、 この局面を乗り切らなければならないと思っています。
メールありがとうございました。


永田省藏


熊本大震災 4.14 直後

熊本地震、心よりお見舞い申し上げます。
熊本地震の当初、大したことはないと思っていました。
最初の本震と間違えられた余震直後に永田先生と山口先生にメールを送りましたが、

いやいや、こんな地震は生まれてはじめてですね。
医院、自宅ともに建物は無傷なのですが、飾っていた壷や花瓶など多数がわれました。
医院の方にも行って何とか当面の片付けが終って、たびたびの余震を感じながらも飲んでいます。でも、だいぶ飲んでいるんですが酔わないですね。家内も今夜は寝れないねと言っています。でも、こんなに余震が多く、それも強いというのは嫌なものですね。
でも、東北に比べればたいしたことはないのでしょう。
ご心配をおかけしました。お見舞いありがとうごさいます。

永田省藏

わざわざご連絡ありがとうございます。
昨日は家におりまして本当に死ぬかと思いましたが、お酒の瓶が数本割れたぐらいで大丈夫でした。診療室も少し倒れたものなどありましたが、大丈夫です。
余震が現在も続いているのが心配ですが。
ご心配おかけしてすみません。

山口英司

建物は大丈夫でも、壺や花瓶などはかなり壊れた様です。
2日後に電話が通じ、大学の同級生が永田先生の近くで開業しているのでお見舞いしましたが、実は、その後強い余震が連続して続き、大変な事態の様です。

熊本地震は、東日本大震災の様な大津波で壊滅的な状況でないことが救いです。
東日本では、語る会の会員の安否から始まりましたから、怪我や建物の崩壊がないことだけでも救われ安堵しています。しかし、私も経験したことの無い震度5以上の余震が10数回、震度1以上が600回を越す状況は、想像を絶することだと思います。事実、熊本の友人の先生は地震直後は屋外で待機している状況が続き、あまりの大きさと多さで自宅で熟睡することもできずいつでも外に出られる様にと気が張りつめていて、もう疲れたとよと既にかなり疲弊していると言っていました。
 
友人は建物は大丈夫でも備品はかなり散乱していても余震が続くので手が付けられない状況であること、やはり水が手に入りにくく給水には2時間掛かり量的にも僅かしか受け取れない様です。また、近くの親戚を頼ってお風呂を頂き、水を調達するにも普通1時間で行けるところが交通渋滞し半日がかりと言っていました。
 問題となっている活断層からの位置により、被害状況は様々の様です。
既に一時の断水が復旧して診療を行なっている医院や被災者の健康管理に配慮され肺炎などの感染対策も考慮した口腔ケアー用品を配布している先生もおられる様です。断水が復旧した直後は、水道水が汚れているためにユニットが詰まることを注意されご指摘されている先生もいました。
KDMはじめ臨床歯科を語る会の会員の先生方が、20数名おられます。被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。一日でも早い地震の鎮静と復旧復興を心よりお祈り申し上げます。


松井宏榮

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Author:松井歯科医院
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