2017.7.8 臨床歯科を語る会 全体会 事後抄録-5

【 思い出に残る最初の症例 】
初診85.7 患者71歳男性 温厚だが芯は強い 術者30歳32年前 主訴:入れ歯が噛みにくい要望:鰻を食べた時、肉汁がジュワッと出る義歯 好物:鰻重を毎日2人前 ひと口50回噛む 趣味:ゴルフでエイジシューター 真冬でもコートを着ないで凛とし矍鑠としている学校経営者。欠損歯列としては、左右的偏在の少数歯残存で左下顎堤は著しく吸収し、上顎前歯はフラビーである。当初、上下コーヌスクローネで対応したが納得が得られず悩んだ末、上顎は引く改変の左上78にスペースを空けたFDでポストダムを強くしフルバランスとし満足して頂けた。



2017語る会事後抄録5



2017.7.8 臨床歯科を語る会 全体会 事後抄録-4

『汗をかく』 臨床に対する姿勢
臨床で最も大切なことは、信頼関係
汗をかき一生懸命に取り組む姿勢が信頼の第一歩である。就職先には違った大学の出身者が多かったため、1年間アシストしながらの見学は後々自らの臨床の基礎になっていくことになり、年に数回の研修会や講演会、小児・矯正歯科の専門医がいる恵まれた環境がマルチデンティストを目指す礎となった。30歳の時に思い出に残る症例と出会うが、患者の無理難題な要求に対して、悩み試行錯誤し汗をかきながら誠心誠意尽くしたことが、臨床医として信頼され認められた最初であったと回想している。



2017語る会事後抄録4



2017.7.8 臨床歯科を語る会 全体会 事後抄録-3

【 臨床における共通認識と基本言語 】
その後の火曜会や臨床基本ゼミでは、臨床に対する共通認識と基本言語の重要性を教わった。臨床に対する考え方という臨床哲学的な共通認識から、経過観察に必要な規格性のあるX線や口腔内写真などの具体的な記録の方法論までを包含し、臨床の基軸となる重要な要素であることは後々身にしみて感じている。この火曜会との出会いは、言うまでもなく歯科臨床の方向性を決定付けた。現在までの変遷の中で金子一芳先生と黒田昌彦先生の講演から医療人としての本質を、下地勲先生からは文献の裏付けによる臨学一体の重要性と歯根膜の魅力を教えて頂いた。



2017語る会事後抄録3



2017.7.8 臨床歯科を語る会 全体会 事後抄録-2

【 勤務医としての条件 】
将来像として目指す目標はあるとしても、卒業直後にどの様な歯科医と出会い如何なる環境下に置かれるかは、大きな分岐点となる。将来は、自由度がある開業医を目指していたが、その前の勤務医としての条件は、贅沢はしなくて良く『生活が出来る給料』が得られること、臨床が制約されず『時間にゆとりのある治療』を施すことができること、研修会や勤務医同士で『研鑽を積める環境』の3つであった。思い返すとその条件を満たすことは難しく、20数ヶ所の見学の後に辿り着き勤務することになった弘進会宮田歯科医院にはこころより感謝している。



2017語る会事後抄録2



2017.7.8 臨床歯科を語る会 全体会 事後抄録-1

2017.7.8 臨床歯科を語る会 全体会 事後抄録
テーマ「 私の歯科臨床へのこだわり」           火曜会 松井宏榮



【 若い先生方へのメッセージ 】
卒業直後から現在までの変遷や臨床に対する考えや取り組み方など、臨床を振り返って若い先生方へのメッセージという形で発表させて頂いた。 テーマは『私の歯科臨床へのこだわり』、コンテンツは「汗をかく」「マルチデンティストリーのすすめ」「経過観察によるモチベーションの継続」である。インプリンティングと同様に最初に受け入れた臨床に対する考えは、歯科医人生の将来像にかなりの影響を与えることを経験した。”鉄は熱いうちに打て”の諺どおり、特に卒業直後は重要で、どのような臨床をおこなうかの方向性が決まることになる。


2017語る会事後抄録1


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