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2017.7.8 臨床歯科を語る会 分科会 事後抄録-4

問題点は、下顎前歯が上顎口蓋粘膜に食い込み前歯部の補綴間隙がなく、犬歯ガイドが急峻で前歯臼歯段差とV字形歯列弓が挙げられる。改善するための治療目標として、先ず咬合高径を挙上するか維持するか。補綴的に挙上する場合、前歯臼歯の段差は改善するがかなりの挙上量となる。下顎をレベリングする場合、前歯の圧下より臼歯の挺出量が大きく結果かなりの挙上量となる。咬合高径維持の場合、補綴スペースのための上顎歯冠延長は前歯臼歯の段差は残ってしまう。下顎前歯の咬合調整では抜髄や歯冠短縮となる。結果、矯正的圧下を選択肢とした。 


2017語る会 分科会4



2017.7.8 臨床歯科を語る会 分科会 事後抄録-3

既往歴は、7年前の2002年9月に初診。右上3はBrの支台であったが、歯肉縁下カリエス
のため矯正的挺出をはかった。右下8は過剰挺出して補綴処置が難しいため、残根状態の右下7に歯牙移植し咬合支持を獲得した。左下6の近心根は歯根破折のため分割抜歯した。左上7は重度歯周疾患のため、自然挺出を試みたが保存できなかった。その後、右下4が歯根破折となり、外科的挺出をおこなった。出来るだけ歯牙保存にこだわり、条件の改善をはかった。メンテナンスと経過観察を行ないながら、前歯部と臼歯部の咬合平面の段差への対応を模索していた。



2017語る会 分科会3



2017.7.8 臨床歯科を語る会 分科会 事後抄録-2

Deep overbiteで前歯部と臼歯部の咬合平面に段差を生じている症例。再初診は2009年2月、61歳の男性会社員、性格は大雑把。右上3のCr脱離が主訴。臼歯部の咬合支持は安定しているが、下顎前歯切端が上顎口蓋粘膜に食い込んでいる状態。そのため上顎前歯のBrは前方に突出し左側23に僅かな咬合接触があるのみで、犬歯ガイドは急峻であり顎運動はチョッパータイプ。歯周病のリスクは低く歯槽骨レベルは平坦であるが、左下45に垂直性骨欠損が存在する。咬合力は標準、四犬歯は存在するが、右上3は条件グレー色。大臼歯支持1歯のみである。


2017語る会 分科会2



2017.7.8 臨床歯科を語る会 分科会 事後抄録-1

2017.7.8 臨床歯科を語る会 分科会 事後抄録
タイトル「 矯正的圧下による咬合平面の改善」   火曜会 松井宏榮

Deep overbite症例を考えた場合、臼歯部が喪失している症例では、喪失する前はどのような咬合関係であったかが重要となる。成り立ちが先天的か後天的かに起因する原因論ともなる。その原因論に因るものか、Deep overbite症例には2種類のタイプが見られる。一つは2級咬合のため、上下歯列弓の近遠心的な位置ずれにより小臼歯が咬合接触のV字形歯列弓となり大臼歯喪失により咬合が不安定となるタイプ。もう一つは臼歯部の咬合支持は安定しているが、前歯部と臼歯部の咬合平面に段差を生じ、前歯部の咬合接触やガイドが問題となるタイプ。



2017語る会 分科会-1



2017.7.8 臨床歯科を語る会 全体会 事後抄録-22

『私の歯科臨床へのこだわり』
『良き師と出会う ハングリーであれ 自分で考える』
症例発表は、隔離された空間で治療されることの多い歯科臨床を他人の目に曝し、ディスカッションされることで是非を問う重要な手法であり、自らの治療方針を省みる大切な機会であると考えている。そのためには、共通言語としての規格化が必要であり、経過観察を重要視した症例発表が中心におこなわれている所以である。臨床の大半は、先達からの伝承である。新たな治療法と思っても知らず知らず学んだ情報の蓄積が姿を変えたにすぎない。時として、ほんの僅かだが新たな手法や概念と巡り会うことがあり、この瞬間感動を覚えることがある。

人の意見を聴く前に自分で考える。自分で考える時には自由度120%の白紙の状態でどのような制約もなく夢見る様に展開し際限なく発展して行く。『人間が想像できることは、人間が必ず実現できる』ジュール・ヴェルヌの言葉の様に、まずは自分で考えることが一番の楽しみであり臨床の醍醐味であろう。その後に他人の意見により、さらに別の世界に展開し広がることになれば尚更である。いつまでもこの情熱を持って臨床をおこなうことが継続するためのモチベーションとなり、一歩先に進むと僅かながらまた先が見えてくることを経験する。

さらに、スタディグループや臨床歯科を語る会のように、同じ方向性を持つ仲間の存在がモチベーションの継続に大切であると考えている。学んだことを後続に伝達することは、先達への恩返しであるとともに責務であり、臨床の発展につながるものと信じている。その環境の中で人間形成され、臨床家としての医療人形成がなされていく。すべての人が師である。特に、患者さんから教えられることが一番多い。ここまで育てて頂いた先輩後輩スタッフそして信頼してくれた多くの患者さんに感謝するとともに、齢85を過ぎて大きな変革を迫られる中で情熱を燃やし続けられている『道導』に深謝しつつ。




語る会 全体会-22




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